鬼ごっこ

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「鬼ごっこをしようか?」
5人のお友達が揃った。
誰かがそう言った。
「鬼を決めよう。」
「じゃーんけーんぽんっ」
グー4人で、チョキ1人。
「お前、鬼。」
鬼が10数えているうちに4人があちこちに逃げ回る。
鬼は10数え終えて、逃げ回った4人を追いかける。
「鬼さん、こっち。」
鬼は声のするほうを向くと、逃げた4人のうちの1人が笑って鬼を呼んでいる。
鬼は声のしたほうへ走り出す。
すると、反対側から
「鬼、こっちこっち」
と声がする。
声のするほうに振り返ると、逃げた4人のうちのさらにもう1人が鬼を呼んでいる。
振り向いていた間に、最初に鬼を呼んだ4人のうちの1人はどこかへいってしまった。
仕方なく、次に鬼に声を掛けてきた4人のうちの1人を追いかけた。
しばらく追いかけても捕まらず、疲れていたところに、
「鬼、鬼」
と反対側から声がする。
声のするほうに振り返ると、逃げた4人のうちの1人が鬼を呼んでいる。
振り向いていた間に、追いかけていた4人のうちの1人はどこかへいってしまった。
仕方なく、声を掛けた4人のうちの1人を追いかけた。

鬼は4人を誰1人として捕まえられなかった。

4人のうちの1人が言った。
「ねぇ、まだ捕まらないの?」
もう1人が言った。
「誰か早く捕まえてよ。」
鬼は思った。
『じゃあ、君が捕まってよ。』

それでも誰も捕まらなかった。
4人はだんだん逃げるのに飽きてきた。

「鬼ごっこやめようか。」
4人のうちの1人が言った。
「そうだね」
4人のうちの3人が言った。
「鬼、鬼」
鬼は呼ばれて、4人のところにいった。
「タッチ」
鬼は、4人のうちの1人の肩を叩いて、息を切らしながら笑顔で言った。

4人のうちの1人が言った。
「鬼ごっこ、やめたから。」


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